2007年07月22日

from Editor

ムーン・リヴァーを渡った二人に(後編)

(続き)

朝食のスクランブルエッグをかき混ぜるも、口に運ばず、
コーヒーは啜りながら、お互い とりたてて相手のことを愛してもいなければ、
大して好きですらない事実を発見している。

昨夜のディナーとは180度変わって相手の欠点ばかりが目立つ朝食が、
もう後戻り出来ずに始まっている。

ディナーの食卓には 欲望を土台とした夢があるけど、
ブレック・ファーストの食卓には 厚化粧が落ちた現実が
大河の如く横たわっている。

だから大概この手の「ノリ」は次回の約束は、「メールいれるよ。」 と
濁すことが、お決まりだ。それがまだ アドレスを聞いていなくてもだ。

逆説的にいえば、真のドンファンとは、
朝食の食卓でこそ官能的でセクシーな男だということになる。
熱いコーヒーその一杯で相手を魅了し続ける男だ。

一方どんなに豪華なディナーがなくても、
ごく少数派だがムーン・リヴァーを手を繋いで渡った幸せな恋人たちが佇む朝もある。
二人は、スターバックスのスタンドでイタリアンローストをダブルトールでオーダーしている
そんな気がしてならない。



スターバックス
posted by HAIR STAMP (ヘアースタンプ) at 01:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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